不妊治療を行うというと、女性が病院に通うことがメインになるし、
不妊の原因を調べるために、女性はいろいろな検査を受けます。
でも、不妊の原因の約半分は、男性にもあるんですよ。
妊娠は男性と女性の2人で成り立つものですからね!
女性が原因の場合もあるし、男性が原因の場合もあるし、両方が原因の場合もあります。
今回は、私が通っている扇町ARTレディースクリニックで行っている、男性不妊症検査について紹介します。
男性不妊では、精子の数が少ない、精子がいない、運動率が低い、奇形精子が多い・・・
などの精子を作る機能に問題がある場合があります。
これは、普通に生活していて、仲良ししていて、分かることではありません!
病院で検査して初めて分かることです。
不妊治療の病院に通うと、男性が受ける検査として、どこの病院でも、精液検査をすすめられると思います。
私の通っている扇町ARTレディースクリニックでは、基本的な精液検査に加えて、
特殊検査の「クルーガー検査」という検査も行うことになっています。
<質問>
精液検査とは?
<回答>
精液中の精子の数を数えて、精液量・精子濃度・運動率などを調べます。精子は精巣にあるもととなる細胞からつくられるのに、約3ヶ月かかるんです!
その3ヶ月の間に、ストレスがかかったり、インフルエンザなどで体調が悪かったりすると、精子の所見も悪くなるそうです。
また、採取するときの気分や、採取場所によっても数値が異なる場合もあるそうです。
<質問>
クルーガー検査とは?
<回答>
精子の形態を詳しく調べる検査です。形態不良といわれる精子の割合を調べます。
精子の形が悪いと、子宮や卵管を通って卵子まで辿り着くことができなかったり、受精しにくくなったりする場合があります。
この精液検査とクルーガー検査については、
に書いてますので、費用や詳しい内容を知りたい方は見てみてください☆
また、精液検査のときの採取方法などについては、
に詳しく書いてますので、よければこちらもご覧ください☆
この2つの検査は、もちお(だんなさん)は初診時に受けたんですが、
今回3回目のAIHをするときに、もう1つの特殊検査を受けることになりました。
それが、「ハロースパームテスト」です。
<質問>
ハロースパームテストとは?
<回答>
「精子DNA断片化率」を調べることで、精子の質を詳しくみる検査です。
☆「精子DNA断片化率」って何でしょう?
精子の頭部には、糸くずを丸めたように鎖状の形をした染色体(DNA:遺伝物質)が入っています。
このDNAの鎖が切れている(断片化している)状態の精子を「質が悪い精子」と判断して、精子全体の何%存在するかを「精子DNA断片化率」として算出します。
染色体、DNA、遺伝子・・・と言われると、なんか難しい話ですよね(笑)。
扇町ARTレディースクリニックのブログで、「ビデオテープ」に例えて説明していたのが分かりやすかったので、書いておきますね。
ビデオテープ本体は「染色体」、ビデオテープの中に納まっているテープは「DNA」、
テープに写されている1コマ1コマは「遺伝子」、そして画面に写される映像は「遺伝情報」に見立てることができます。
つまり、「DNAが断片化している」とは・・・
「テープが切れて、ビデオが見れない」状態なのです。
この説明で分かりますか?
若い人にはビデオテープはなじみが薄いかもしれませんが・・・(;^ω^)
DNAが断片化している、つまりDNAの遺伝情報が切断されているところがあると、
受精しても精子の遺伝情報が伝わらずに、受精卵の分割が途中で止まってしまったり、
妊娠しても、流産してしまうことがあるんです!
精子DNA断片化率が高いと、妊娠しにくく、妊娠の継続も難しい(=流産する)傾向があると考えられているため、
検査値が30%以上の場合は、男性への治療をすすめているとのことでした。
私の通っているクリニックでは、検査費用は10,000円(税別)です。[/colored_box]
この検査も、希望すればすぐにでも受けられるんですが、
私の通っているクリニックでは、すぐにはすすめられませんでした。
精液所見の悪かった場合と、タイミング法・人工授精でなかなか妊娠できなかった場合、
体外受精にステップアップする場合に、すすめているようです。
私たちは3回のタイミング法と、2回の人工授精で妊娠できなくて、
次回3回目の人工授精にチャレンジして、もしそれがうまくいかなかったら、
体外受精にステップアップすると先生に伝えたので、
ハロースパームテストを受けることになったんです。
検査を受けるのはドキドキするけど(私よりもちおが)
いい結果が出ますように☆☆☆
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