私は現在、タイミング法3回人工授精(AIH)2回を経て、次にもう一度、人工授精に挑戦しようと思っています。

でも、もし、それでうまくいかなかったら・・・体外受精へステップアップしようと考えています。

 

不妊治療は費用がかかるし、続けていくと、ステップアップと共にどんどん費用は大きくなっていきます。

特に、体外受精が自費で高額になります。

その費用は、体外受精を受ける病院によって違ってくるんですが、

私が通っている扇町ARTレディースクリニックでは、独自のプランで費用軽減できるように考えられているので、それを紹介します。

私は不妊治療に通う病院を選ぶとき、HPや知り合いやネットの口コミだけではよく分からない点について、直接病院に電話で問い合わせていました。

その中に、体外受精の費用はどれくらいかかるのか?という質問をどの病院にもしていました。

 

このとき、大阪の6つの病院に電話で問い合わせた内容などは、病院ごとに書いているので、よかったら下記から見てみてください☆

不妊治療の病院選び①扇町ARTレディースクリニック

不妊治療の病院選び②後藤レディースクリニック

不妊治療の病院選び③リプロダクションクリニック

不妊治療の病院選び④越田クリニック

不妊治療の病院選び⑤オーク梅田レディースクリニック

不妊治療の病院選び⑥HORAC

 

病院に問い合わせたとき、当然、ケースによって異なります、とは言われたのですが、だいたい50万円とか、60~70万円とか、100万円前後です!と言われることもありました(;´▽`A“

 

扇町ARTレディースクリニックに電話したときは、採卵2~3個で40~50万円、トータルで40万円を超えるくらいだと言われましたが、
費用を抑えるために、クリニック独自の制度「IVFライトプランがありますよと言われました。

そして、その後に参加した扇町ARTレディースクリニックの「体外受精・顕微授精セミナー」で、事務員さんより説明を受けました。

 

不妊治療の専門の病院であれば、どこでもHPに体外受精の費用を載せています。
採卵費用、受精費用、培養費用、凍結費用・・・など項目別に書かれてはいるのですが、結局、おおよそいくらくらいかかるのか?
ということを、みんな知りたいと思います。

 

①扇町ARTレディースクリニックの「IVFライトプラン」とは?

卵巣刺激の開始から、採卵・受精卵の培養までの基本的治療を定額(194,000円+税)で受けられるプランです!

この料金で、下記の内容が受けられます☆

・卵巣刺激への診察、検査(超音波およびホルモン検査)
・採卵までの投薬:内服および注射による卵巣刺激、自然排卵の抑制、採卵前の卵子成熟、子宮内膜の発育補助
・採卵(麻酔、採卵機材および手技)
・卵子・精子の調整と通常媒精、受精の確認
・採卵翌日の受精確認、受精から採卵3日後までの胚培養

ただし、これは採卵前の卵巣刺激~胚培養までの費用です。
胚移植の費用が含まれていないので、別途必要になります。

また、顕微授精や胚凍結を行った場合は、費用が追加されます。
お薬の種類や使用料が規定以外または上限量を上回った場合にも、追加費用が発生しますので、ご注意ください。

この「IVFライトプラン」を利用すると、通常料金で計算した場合と比較すると、約62,000円軽減できるそうです。

 

さらに、扇町ARTレディースクリニックには、あと2つ、「するっと会計」という制度と、「ハッピー35」という制度があります。

②扇町ARTレディースクリニックの「するっと会計」制度とは?

「するっと会計」とは、体外受精の平均費用の2/3 (25万円+税)を前納することで、治療中は受診後の会計をすることなく(するっと)帰れる制度です。

治療中にさっくり帰れるのは、嬉しいですよね~!

指定口座へ振り込んだ場合は、3,000円ディスカウントされますよ。

 

③扇町ARTレディースクリニックの「ハッピー35」制度とは?

ハッピー35とは、採卵、受精、顕微鏡下手技、受精卵の凍結など1治療周期での生殖補助技術の費用において、合計39万円を超える部分を、半額に減額する制度です。

体外受精では、顕微授精などの生殖補助技術の実施が多いほど、治療の費用もかさむので、このような制度を設けているとのことです。

ハッピー35で減額してもらえるケースは、すべての治療費の合計金額が39万円を超えた場合という意味ではなく、あくまで、生殖補助技術(具体的には、採卵、受精、顕微鏡下手技、受精卵の凍結など)にかかる費用のみを合計し、その合計が39万円を越える場合です。

 

①IVFライトプランを使う場合も、③ハッピー35を使う場合も、②するっと会計を使うことが条件となります!
つまり、25万円+税を前納しなければ、どのプランも活用できないということです。

繰り返しになりますが、①IVFライトプランの定額部分(194,000円+税)で受けられる治療内容を非常に大まかに言うと、精子と卵子を受精させ、受精卵を培養するところまでです。

その後、受精卵を子宮の中に戻すことが必要になりますが、その費用は別途必要になってきます。
その他、顕微授精や胚凍結を行った場合や薬を通常以上に多く使用した場合は、追加費用が必要になります。

顕微授精や凍結ってなに?って思った方は、かみ砕いた言葉で、下記に簡単に説明させていただきます。

<質問>
顕微授精とは?

<回答>
体外受精における通常の受精は、精子と卵子を可能な限り取り出し、複数個を同じ培養液の中にひたし、その中で精子と卵子が自然に結びついたものを受精卵として採取します。
しかし、この場合、受精に至らないこともあり、そうなると、その周期の体外受精は失敗ということになってしまいます。
このようなリスクを防ぎ、受精卵を確実に採取できるよう、取り出した精子と卵子を、顕微鏡を使ってひとつずつ確実に受精させることを顕微授精といいます。この顕微授精を行った場合等についても、IVFライトプランでは、別途費用がかかります。

<質問>
胚凍結とは?

<回答>幸いにも精子と卵子が複数受精し、受精卵が複数とれた場合には、次回以降の妊娠周期で子宮に戻すことができるよう、予備となった受精卵を凍結保存することができ、これを胚凍結といいます。
胚凍結をしておくと、仮に、今周期で、子宮に戻した受精卵が着床せずに妊娠ができなかった場合でも、次回以降の周期に凍結した受精卵を子宮に戻すことができます。

また、めでたく、無事に妊娠に至った場合でも、第2子の妊娠のために、受精卵を凍結保存しておくことができます。私の友達は、このように凍結していた受精卵で、第2子を妊娠・出産しましたよ☆

はたまた、最近では、胚凍結を行った方が、妊娠率が上がるというデータも確認されているようで、いったん胚凍結を行い、次の周期で解凍した受精卵を子宮に戻して、妊娠の確立を高めるといったことも行われています。
このような、胚凍結を行った場合にも、IVFライトプランでは、別途費用がかかります。

ということで、扇町ARTレディースクリニック体外受精の費用軽減プランについてまとめると、以下のとおりになります。

まず、①IVFライトプラン②ハッピー35の併用は可能です。
ただし、③ハッピー35は生殖補助技術費用が「39万円」を超えた場合、その超えた金額が半額になるということでしたが、この「39万円」の中に、①IVFライトプランの定額部分(194,000円+税)で実施してもらえる採卵・受精等の生殖補助技術費用を含めることはできません。
何を言っているのか、分かりにくいですよね(笑)。

つまり、①IVFライトプランでかかった費用のうち、定額部分(194,000円+税)以外の治療のうち、生殖補助技術(具体的には、顕微授精や孵化補助)の費用について、その追加費用が39万円を超えた場合は、その追加費用のうち、39万円を超える部分を半額としてくれます。

やっぱり分かりにくいですよね(笑)。
ということで、具体的に数字を当てはめて考えて見た方が分かりやすいと思うので、例えば、以下の例を見てみてください。
(※下記の例は、説明のために、便宜的に適当に治療費を設定したもので、実際の治療費ではありません。)

<例>
①IVFライトプランを適用して体外受精を行ったところ、最終的に定額部分(194,000円+税)以外に胚移植等の費用(200,000円+税)と顕微授精と孵化補助といった生殖補助技術の費用が(500,000円+税)かかり、総額894,000円(194,000円+200,000円+500,000円)+税になった場合、生殖補助技術500,000円のうち、390,000円を超える部分の半額
(500,000円-390,000円)÷2=55,000円+税を割り引きし、839,000円(894,000円ー55,000円)が治療費になるといった具合です。

ということで、分かりにくいかもしれませんが、分かっていただけましたでしょうか?

さらに、プランを使う場合は、25万円+税を前納して、するっと会計を適用していることが前提になるので、するっと会計の割引3,000円が適用され、836,000円(839,000円-3000円)+税が最終的な支払額になります。

ややこしいですが、ご理解いただけましたか?

 

私は、最初はよく分からなくて、スタッフの方に質問をして、上記のような説明をしていただいて、理解できました(^O^)

では、結局、上記のプランは使うすべきなのでしょうか?逆に、使わない方が良いこともあるのでしょうか?

分からなかったので、スタッフの方に質問したところ、25万円+税を前納することができる場合は、上記の3プランを適用することが1番良いとのことでした。
つまり、するっと会計が適用される25万円+税を前納できる金銭的な余裕がある場合は、上記のプランを適用するのが、最終的に、治療費を抑えつつ、最適な治療ができるとのことでした。

25万円+税を前納することが難しい場合は、通常どおり、毎回会計を行い、その都度、正規の体外受精治療費を支払うということになります。

ということで、もしも、25万円+税を前納できる、金銭的な余裕がある場合は、難しく考えず、上記の3つのプランを利用して、体外受精を行うのが良いと思いますし、私たちもそうしようと考えています。

実際に、扇町ARTレディースクリニックで体外受精をされる方は、上記の3つのプランを利用されることが普通だとおっしゃっていました。

また、生殖補助技術費用がかさみ、③ハッピー35が適用されるようなケースはめったにないとのことでした。

☆体外受精セミナーでは、①IVFライトプラン②するっと会計を使った費用例を示してくださっていました。

<例>
妻36歳で、低刺激法にて4個採卵、2個を顕微授精し、新鮮胚1個の移植と受精卵1個を凍結保存した場合の金額は、478,520円。

ここでライトプラン併用による減額47,220円と、するっと会計前納金振込による減額3,000円を引いて、428,300円となります。

こうやって、具体例を出してもらえると、分かりやすいですね(^O^)

 

さらに、不妊治療助成制度自治体に申請すれば、7.5万円~30万円を還付してもらえるので、治療費はさらに軽減されます。
助成制度の記事については、こちらをどうぞ。⇒不妊治療の助成金を請求しよう!対象者、回数、年齢制限など、大阪府の詳細は?

 

さて、先日受診したときに、改めて「体外受精の費用は実際、どれくらいかかるんですか?」と事務さんに聞いてみました。ケースによって違うことは分かっているのですが、だいたいが知りたいですよね!

扇町ARTレディースクリニックで先生がおすすめされている卵巣刺激法の「低刺激法」を使った場合は、40~50万円だと言われました。
40万円台前半が多く、1番多かった方でも50万円だったとのこと。

ここから、不妊治療助成制度を自治体に申請して、治療費を還付してもらえば、実際の治療費はもっと安くなります!

 

不妊治療を行っていく上で、高度な治療を受けたいとは思いますが、いくらでも費用をかけられるわけではないので、特に金額の大きい体外受精に関しては、どれくらいの費用がかかるのか、前もって調べておくことが大切だと思います。

そういった中で、費用をなるべく抑えようと考えてくれている病院があると、有難いですね☆

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