不妊治療のクリニックでは、体外受精説明会を行っているクリニックがあり、体外受精を行う前に説明会に参加するように言われるところも多いと思います。

後藤レディースクリニックでは、説明会は開催していないので、体外受精について説明したDVDを貸し出していて、自宅で夫婦2人でそのDVDを見ます。

そして、その後、夫婦2人で受診して、先生から説明を受けるという形になっています。

 

私は必要な検査を終え、3月に採卵する予定となっていたので、次の生理がくるまでに2人で受診するように言われていました。

そして、2月21日に受診して、体外受精について先生とお話をしてきました。

いつものように受付をして、もちお(だんなさん)と一緒に中待合で待って、2人で診察室に入りました。

DVDを見て、後藤レディースクリニックの体外受精の方法はだいたい分かっていたのですが、後藤先生が表や図を使って、丁寧に説明してくれました。

 

先生のお話で気になったのは、卵の受精率というのは、年齢に関わらず同じだが、着床率が年齢で変わる、つまり高齢になると着床率が下がるというところでした。

このために、高齢になると妊娠率が下がっていくんですね・・・(´;ω;`)。

去年の7月に測った私のAMHは1.29でした。

このAMHであれば、通常刺激(高刺激)で平均6個採卵でき、このうちの7割が受精すると言われました。

採卵数については、あくまで平均ですと言われました(;^ω^)。

 

私は、以前のクリニックで行った採卵刺激法はマイルド法(低刺激法)で、通常刺激(高刺激)は初めて行います。

通常刺激(高刺激)を行ったときに、OHSSが起こる危険性がありますが、OHSSが起こるのは、卵が20個などたくさん採れた場合に考えられるので、可能性は低いとのことでした。

OHSSとは、卵巣過剰刺激症候群のことで、排卵誘発剤によって卵巣が過剰に刺激されることによって、たくさんの卵胞が一度に発育し、卵巣が腫れあがって、お腹に水が溜まってしまう症状です。

35歳未満の方は採卵数が多くなるかもしれないのですが、私は高齢でAMHも低いため、まず卵が20個取れることは考えられないみたいですね(;´∀`)。

 

今回の採卵刺激法は、ショート法を行うと先生は言われました。

卵をたくさん採って、凍結保存できると、移植を複数回行うことができます。

採卵を繰り返すことは、体に負担をかけることになるので、なるべく採卵の回数を減らして、妊娠の確立を上げたいという先生のお考えでした。

採卵刺激法は、大きく分けると、ショート法・ロング法・アンタゴニスト法、マイルド法(低刺激法)、自然周期法などがありますが、細かい様々な組み合わせで、250パターンあるので、どの方法がその人に合うのか考えていくとのことでした。

 

先生から一通り説明を受けた後、こちらから質問をたくさんしました。

まず、後藤レディースクリニックの体外受精の周期について気になっていました。

他のクリニックでよく目にするのは、通常刺激(高刺激)の場合、採卵をして凍結し、その翌周期で胚移植を行っています。

でも、後藤レディースクリニックでは、採卵周期の翌周期はお休み周期として1周期は何もしない期間があり、その次の周期で胚移植を行うということでした。

つまり、採卵周期→お休み周期→胚移植周期→採卵・・・という流れになるとのこと。

採卵の後にお休み周期をもうけることで、着床率が上がると先生は考えられていました。

ただ、移植を続けて行うことはできるとのこと。

また、マイルド法(低刺激法)の場合は、お休み周期をもうけないで、続けて行えるとのことでした。

 

通常刺激(高刺激)の場合、体外受精を一通り行うとなると、採卵→お休み→胚移植の3周期でワンセットとなるわけです。

後藤レディースクリニックはGWとお盆、年末年始はおそらく1週間くらいお休みされると思います(後藤レディースクリニックに限らず、個人のクリニックはどこもそうですが)。

これは、採卵や胚移植の時期によっては、クリニックのお休みの関係で諦めないといけない月が出てくるのでは?と思って先生に聞くと、やはり長期休暇にかかってしまうと、採卵・胚移植をできないと言われました(´;ω;`)。

長期休暇にかかりたくないけど・・・このままいくと、GWにかぶりそうな私。これは仕方ないのかぁ~。

 

 

それから、私は39歳という高齢のため、採卵する時期が遅れると、卵子がどんどん老化していくことに不安を持っていました。

今後の採卵数にもよりますが、できるだけ早い段階で、採卵を優先して複数回行い、ある程度の貯卵ができてから、胚移植を行っていくという方法についても考えていました。

その辺りを先生に質問すると、卵子は若い方が良く、貯卵ができていれば、着床に関する問題は後からでも対処できるのでは?という私たちの認識は間違っていませんでした。

貯卵を優先して行うというケースもあるし、その選択もできるようでしたが、先生としてはそちらの方法をすすめてくる様子はありませんでした。

 

そして、採卵後の受精方法と受精卵についても質問しました。

体外受精説明のDVDを見ると、後藤レディースクリニックでは、最初から顕微授精を積極的にすすめず、ふりかけ(通常媒精)を基本としているようだったので、ふりかけの方が良いのか聞くと、

顕微授精の方が、妊娠率が低くなるので、精子の運動率などに問題がなければ、ふりかけで行うとのことでした。

ふりかけで受精しなければ、顕微授精で受精したとしても、妊娠を継続することができないという見方もできるとのことでした。

ただ、顕微授精の方がふりかけに比べて妊娠率が低いというのは、もともと精子の運動率が悪い場合は顕微授精を行っており、その場合を含めて妊娠率を算出しているため、そのせいで妊娠率が低く出てしまっていることもあるとのこと。

精子の運動率が正常な場合の妊娠率の比較はされていませんでした。

 

受精方法は、何が何でもふりかけのみ!というわけではなく、希望には応じてくれると言われました。

ふりかけと顕微授精を両方行うスプリットを希望する場合は、半分ずつにするとのこと。

また、レスキューICSIという方法もあったので詳しく聞くと、レスキューICSIとは、初回の治療で4個以上の卵子が採れて、ふりかけをしたが、顕微鏡下でほとんどの卵子で受精反応が確認できなかった場合、その時点からICSI(顕微授精)を行うという方法でした。

このような方法があると聞くと、全てふりかけにして、ダメだった場合はレスキューICSIしてもらえばいいのでは?と思いましたが、レスキューICSIを行うのは4個以上という条件下のみで、また、効果があまりないと言われました。

 

それから、受精した後についても質問しました。

私は、前回の胚移植は初期胚を凍結融解して移植したんですが、胚盤胞まで育てて移植をした方が、着床する確率は上がるといわれています。

でも、初期胚から胚盤胞へ育つ確率は50%と言われていて、それはそれでちゃんと育つのか不安なんですよね・・・(つд⊂)

先生は、もちろんいろいろな形で胚移植する方法を考えるが、まずは胚盤胞を目指すと言われました。

 

もちおと2人で先生にたくさん質問をしていたので、まだ質問の途中段階ですが、長くなってきたので、続きは次回に書きます!

続きはコチラに書いたので、よかったら見てみてください☆→「体外受精を進めて行く上での、チョコレート嚢胞・慢性子宮内膜炎・両卵管閉塞の治療について。ショート法の費用はいくらくらい?」

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